2020-07-08 13:21World eye

「ミネイロンの惨劇」から6年、現地では点差などが慣用表現に

【リオデジャネイロAFP=時事】サッカー大国ブラジルで、6年前の母国開催のW杯で起こった1-7の衝撃的な敗戦が、慣用表現や自虐的なジョーク、さらにはインターネットミーム(インターネット上で模倣や共有を通じて広まる画像や動画)にもなっている。≪写真は資料写真≫
 大勝の歴史や輝かしい実績に彩られてきたブラジルは、6年前のドイツ戦でサッカー史に残る大敗を喫したが、今ではその試合の屈辱的な点差自体が意味を持ち、「1-7を食らわされた」や「あれは1-7だった」が負け方や大きな痛手を物理的、あるいは象徴的に表す慣用表現になっている。
 2014年7月8日のW杯準決勝で、開催国ブラジルは国全体の期待を背負い、ベロオリゾンテのミネイロンにドイツを迎えた。ところがチームはW杯制覇5回を誇るブラジルの歴史で最悪の、またW杯優勝国としては最大得点差の敗戦を味わった。
 文化に組み込まれた試合の要素は点差の数字だけではない。今のブラジル人は何かが繰り返し起こると、「またドイツのゴールだ」「今度もドイツのゴールか?」といった言い方をする。
 こうした自虐的な反応や暗いユーモアは、国家のトラウマとなったもう一つの悲劇とは対照的だ。
 ブラジルは、同じく母国開催だった1950年のW杯決勝でウルグアイに1-2で敗れ、国全体が葬式ムードに包まれた。この出来事は試合会場のマラカナン・スタジアムにちなんで、今でも「マラカナッソ(マラカナンの悲劇)」と呼ばれている。
 しかし「ミネイロンの惨劇」に関しては、運悪く大敗の当事者となったルイス・フェリペ・スコラーリ監督やCBダビド・ルイス、中盤のフェルナンジーニョ、オスカル、前線のフッキやフレッジらをあざけるミームがいくつも作られている。【翻訳編集AFPBBNews】

最新ニュース

写真特集

最新動画