2020-07-04 13:11TOPICS

熊本、鹿児島で大雨=梅雨前線で一時、特別警報―球磨川が氾濫・気象庁

増水した球磨川=4日午前、熊本県八代市
増水した球磨川=4日午前、熊本県八代市

 九州では3日夜から4日朝にかけて梅雨前線の影響で猛烈な雨が降る所があり、気象庁は同日午前4時50分に熊本、鹿児島両県の一部地域に大雨特別警報を発表した。同11時50分には警報に切り替え、引き続き土砂災害や河川の氾濫、浸水に厳重な警戒を呼び掛けた。
 大雨特別警報の対象は、熊本県が八代市や天草市、人吉市など。鹿児島県は阿久根市、伊佐市などだった。
 国土交通省八代河川国道事務所などは4日午前5時55分、熊本県球磨村で球磨川が氾濫したと発表した。同村などで民家が浸水したとの情報があり、県は自衛隊の災害派遣を要請した。
 気象庁の中本能久予報課長は4日朝の記者会見で、「命を守るために最善を尽くさなければならない状況だ」と述べた。
 総務省消防庁によると、熊本県芦北町で軽傷者1人の報告があり、同県では多数の住宅が床上・床下浸水した。熊本、鹿児島両県では4日午前9時半時点で避難指示が約3万5800世帯の計約7万6700人、避難勧告が約8万3400世帯の計約16万6500人に出された。
 熊本県では4日未明から朝にかけ、1時間雨量が110~120ミリ以上との記録的短時間大雨情報が相次いで発表された。湯前町の午前11時までの24時間雨量は489.5ミリ、天草市の午前10時までの同雨量は428.0ミリに上り、各地点の観測史上最多記録を更新した。
 梅雨前線は九州から西・東日本に延び、前線上の低気圧が通過する見込み。九州のほか、四国と東海で激しい雨が降り、各地に土砂災害警戒情報が出された。
 5日正午までの24時間予想雨量は多い所で、東海180ミリ、九州南部150ミリ、近畿120ミリ、北陸と関東甲信80ミリ、九州北部と四国60ミリ。
 その後、6日正午までの同雨量は多い所で、九州北部100~200ミリ、九州南部と四国、近畿、東海、関東甲信100~150ミリ。 

大雨で水位が増した球磨川=4日午前、熊本県八代市
大雨で水位が増した球磨川=4日午前、熊本県八代市

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