2020-06-30 07:09スポーツ

村井チェアマン「可能性信じた」=「コロナ時代」に迎えるJ1再開

 新型コロナウイルスの影響で約4カ月中断したサッカーJ1が、7月4日に再開する。無観客試合など厳しい環境下での再出発。「コロナ時代」の新局面と向き合うリーグやクラブに焦点を当て、その動きを探った。
 ◇前向く姿示した
 Jリーグの村井満チェアマンが時事通信のインタビューに応じ、再開前の思いなどを語った。主なやりとりは次の通り。
 ―今季は開幕直後に中断を迫られた。
 昨季は(J1~3の)入場数が過去最高を更新する1100万人超。J1平均入場者数も初めて2万人を超えた。いい形でシーズンを終え、非常に高い目標を持って一致団結して迎えた今年だったが、いきなりコロナ対策モードに入った。大きなギャップから始まった2020年だった。
 ―難しい決断が連続した4カ月を振り返って。
 スポーツは平穏な市民生活の上でしか成り立たないことを改めて感じた。解決策が見えない中で、悪戦苦闘の日々だった。ただ、ミスをしたとき、倒れ込んだときでもサッカーでは立ち上がる。前を向いていく姿を国民に示すことにより、何かエネルギーを与えられるという可能性を信じていたので、この状況を乗り越えようと思えたし、試行錯誤を続けられた。
 ―17年から結んだ動画配信サービス「DAZN」との大型契約は、この危機を支えたか。
 収入は多様で、多くの方々に支えられている。放映権に限らず、各社の経営が大変困難を極める状況の中、恵まれているし、救われてもいる。どう恩返しができるかを考えている。
 ―コロナ禍で仮想現実(VR)やスマートスタジアムなど、Jリーグ独自に進めてきたものを生かせるときでもある。
 14年の就任当初、デジタル化などでJリーグは後れを取っていた。結果論だが、この数年間で備えてきたものがここに来て花開き始めている。
 ―無観客でも多様な応援スタイルがある。
 応援やサポートは文化の領域。これからどんな応援スタイルが出現するか、とても楽しみ。
 ―選手、ファンへの思いは。
 サッカーは11人対11人ではなく、ファン、サポーターが共に戦う。最後の勝敗を分けるのは選手の技術ではなく、ぐっと背中を押すサポーターの力だったりする。そういう意味では、ファン、サポーター抜きには語れない競技。そこにお客さんがいようがいまいが、本当の全力プレーをしてくれると確信している。 
[時事通信社]

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