2020-05-22 12:43World eye

対人距離の確保、1週間早ければ3万5000人救えた可能性 米研究

【ニューヨークAFP=時事】米コロンビア大学の研究者らは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため米国で3月中旬から実施されているソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)が1週間早く開始されていれば、同国で3万5000人以上の命が救われた可能性があるとの調査結果を発表した。≪写真は米ニューヨーク・タイムズスクエアに設置されたユージーン・ジャレッキー氏制作の「トランプ・デス・クロック」≫
 複数のモデルに基づくシミュレーションで、ソーシャル・ディスタンシングやその他の安全措置を実際より1週間早く講じていれば、5月3日時点の米国の感染者70万人以上の61%と、死者6万5000人以上の55%を回避できた可能性があることが示されたという。
 このシミュレーションは多くの専門家らが指摘しているように、ロックダウン(都市封鎖)措置を早期に緩和することの危険性を示していると、研究者らは説明している。米国ではドナルド・トランプ大統領の意向もあり、全50州が制限を一部緩和し、感染流行による事業停止や解雇によって打撃を受けた経済を復活させようとしている。
 研究者らは「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は現在も感染性が高く、爆発的に拡大する可能性があることについて人々の意識を高める努力が、この重要な時期にはまた必要とされている」と指摘。「調査結果はまた、広範な検査と接触者の追跡ができなければ、感染から症例確認までの時差が大きなことから、COVID-19の再流行と急増が本格化するまでそれを把握できないことを示している」と述べた。【翻訳編集AFPBBNews】

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