2020-04-21 08:00地域

老舗酒場、持ち帰りに活路 名古屋市

 新型コロナウイルスの影響で来店客数が減る中、テークアウトを始める飲食店が目立ち始めた。名古屋市の繁華街・栄で店を開いて100年以上になる老舗酒場「大甚本店」も4月から持ち帰り用の総菜を店頭で売り始め、帰宅途中の人々が足を止めている。
 煮物やサラダ、小さなご飯ものなど1パック250円と破格の安さが魅力だ。仕事帰りに立ち寄った布垣博之さん(61)は通常店内に入るが、持ち帰りにした。「こういった状況だから持ち帰りができるのはうれしい」と話し、酒と総菜を買い込んだ。
 店を経営する山田泰弘さんによると、客数は徐々に減り始め、足元で従来の2~3割程度に落ち込む。店内営業だけでは余ってしまう料理を売り切るために始めた夕方からの持ち帰りサービス。「日に日に売れ行きが伸びている。こんなに売れるとは思わなかった」と言い、手応えを実感している。
 店内営業は継続しているが、毎晩常連客で満席だった風景は様変わりした。山田さんは「店内に入れないというお客さんには落ち着いたら来てくださいと言っている。以前のような活気が戻ってほしい」と話していた。【もぎたて便】

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