2020-03-26 18:30社会

雪崩事故3年、遺族が追悼式=県教委相手に調停申し立て―高校生ら8人死亡・栃木

 栃木県那須町で登山講習会に参加した県立大田原高校の生徒と教諭計8人が死亡した雪崩事故から3年になるのを前に、遺族らは26日、事故現場近くで追悼式を開いた。また、一部の遺族は県教育委員会などを相手に、民事調停を申し立てたことを明らかにした。
 遺族による追悼式は昨年に続き2回目で、約20人が出席した。息子の高瀬淳生さん=当時(16)=を亡くした母晶子さん(53)は「あなたがいないことがいまだに信じられません」と声を震わせ、責任者の教諭らについて「何としてでも罪を償ってもらいたい」と訴えた。
 その後、遺族らは現場となった斜面を望む献花台に花を手向け、手を合わせた。亡くなった教諭の毛塚優甫さん=同(29)=の父辰幸さん(67)は「絶望の中でずっと苦しみ、悲しんできた3年間。きょうは非常に天気が良い。どうして、あの日こういう天気にならなかったのか」と話した。
 追悼式後、犠牲者6人の遺族と弁護団が県庁で記者会見し、県教委や講習会責任者の教諭らを相手に民事調停を申し立てたと発表した。調停を通じ、謝罪や損害賠償などを求めるという。 
[時事通信社]

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