2020-03-19 07:40国際

「黒崎さんに執着」と家族証言=筑波大生不明事件のチリ人容疑者

 【サンパウロ時事】フランス東部ブザンソンに留学中だった筑波大生、黒崎愛海さん(東京都出身)が2016年12月から行方不明になっている事件で、チリ最高裁は18日、仏検察当局から要請されたチリ人の元交際相手ニコラス・セペダ容疑者(殺人容疑で国際手配)の身柄引き渡しをめぐる第2回審理を開いた。審理では黒崎さんの家族が証言し、容疑者が黒崎さんに執着していたことを明らかにした。
 家族は東京のチリ総領事館からビデオ会議システムで出席。妹の一人は「ニコラスは姉に執着していた。常に姉を独占したいというところが誰が見ても分かる感じだった」と主張した。黒崎さんと容疑者が金銭をめぐり頻繁にけんかをしていたとも証言した。
 また、16年12月に黒崎さんの姿が最後に目撃された直後、本人の携帯電話からメッセージが入ったものの「違和感がある文面で、日本人が普通使わないような言い方だった」と指摘。黒崎さんの無事を偽装するため、外国人が送ってきたとの考えを示した。
 母親は「母子家庭で娘もとても苦労してきたので、貧困格差のない世の中にしたいと語っていた。それにつながることを学びにフランスに行ったと思う」と話した。「(16年)9月27日だったと思うが、愛海から『ニコラスと別れたくなってきた』とLINE(アプリのメッセージ)があった」と述べた。 
[時事通信社]

最新ニュース

写真特集

最新動画