2020-02-27 09:20国際

NYタイムズを名誉毀損で提訴=深まる対決姿勢―トランプ氏選挙陣営

 【ニューヨーク時事】トランプ米大統領の選挙陣営は26日、ロシア疑惑をめぐる米紙ニューヨーク・タイムズの意見記事で名誉を傷つけられたと訴える訴訟を同日ニューヨーク州の裁判所に起こしたと発表した。トランプ政権はリベラル派の主要メディアとかねて敵対しているが、米メディアによると、提訴に踏み切るのは初めてとみられ、対決姿勢を深めた形。
 「ロシアとトランプの真の交換条件」と題する意見記事は2019年3月に掲載された。執筆者は同紙のフランケル元編集主幹。記事は陣営とロシア側の間で、ロシア側が16年大統領選でトランプ氏を支援する見返りに経済制裁の緩和といった親ロシアの外交政策を約束する「行き過ぎた取引」があったと結論付けている。
 トランプ氏陣営は声明で、記事を「100%誤りで名誉毀損(きそん)だ」と主張。同紙は陣営に打撃を与え、読者を誤った方向に導く意図で、誤りを知りながら掲載したとして、「責任を取らせる」と強調した。
 同紙の広報担当者は提訴に「彼らが容認できない意見を持つ執筆者を罰するために訴訟を起こした」と指摘。「法律は特に公共的に重要な事案について、米国民が自由に意見を表明する権利を擁護している。この権利の正当性を法廷で示すことを楽しみにしている」とコメントした。 
[時事通信社]

最新ニュース

写真特集

最新動画