2020-02-27 08:00地域

白い粉まみれ、「豊橋鬼祭」 愛知県豊橋市

 愛知県豊橋市の安久美神戸神明社で先ごろ、春の訪れを告げる「豊橋鬼祭」が開かれた。約1000年前から続く祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
 祭りは豊作と厄よけを祈願するもので、いたずらをする赤鬼を具足姿のてんぐが懲らしめる内容の田楽「からかい」がメインイベント。てんぐに敗れた赤鬼は、白い粉とあめをまきながら神社を飛び出した。粉を浴びると福があり、あめを食べると厄よけになると言われており、参加者は全身を白くしながら祭りを楽しんだ。
 この後、てんぐと赤鬼は市内の各会所に立ち寄る「門寄」を行った。豊橋技術科学大(豊橋市)は、てんぐと赤鬼の現在地が分かるアプリ「おにどこ」を開発し、2018年から改良を重ねながら毎年提供。今回は現在地情報の精度を向上させ、英語標示にも対応するなどした。
 アプリを使っているという会所詰めの女性は、「鬼の到着時間がずれることもあるので(アプリは)便利」と話した。開発の中心者・大村廉准教授は「地域行事におけるITの利活用研究をさらに進めていきたい」と話した。【もぎたて便】

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