2020-02-26 18:37国際

サンダース氏独走阻止に躍起=中道派候補が集中攻撃―米民主討論会

 【ワシントン時事】米大統領選の民主党指名を争う候補者による討論会が25日、サウスカロライナ州で開かれた。第2、3戦と連勝して勢いに乗る急進左派サンダース上院議員(78)に対し、中道派の各候補は、サンダース氏ではトランプ大統領に勝てないと訴え、独走を阻もうと躍起になった。
 最若手のブティジェッジ前サウスベンド市長(38)は、サンダース氏を民主党候補に選べば「トランプ政権があと4年続くばかりか、(同党は)下院の多数派を失う」と主張。サンダース氏の急進的な政策の結果、穏健な支持層が離れるとの危機感を表明した。
 ブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)も、上下両院の選挙で民主党が敗北する「大惨事」を予想し、「(ロシアの)プーチン大統領はトランプ氏に大統領でいてほしいと考えている。それがあなたを支援する理由だ」とサンダース氏を皮肉った。バイデン前副大統領(77)は政策面に焦点を当て、1990年代にサンダース氏が銃規制強化に反対してきた点などを挙げて批判した。
 支持率2位が続いてきたサンダース氏は、討論会で集中攻撃を受けたことはあまりなかった。だが、11日のニューハンプシャー州予備選、22日のネバダ州党員集会で連勝。中道派の間では、29日のサウスカロライナ州予備選、3月3日のスーパーチューズデーでもサンダース氏の勝利を許せば「取り返しのつかない差がつく」と危機感がにわかに強まった。
 中道派からの一斉攻撃にサンダース氏は「トランプ氏を倒したいのなら、必要なのは正義のために戦う米史上類を見ない草の根運動だ」と反論。キューバの故フィデル・カストロ元国家評議会議長の政策を礼賛した発言を正当化して会場からブーイングを浴びる場面もあったが、一部の米メディアは「(他候補からの攻撃に)屈しなかった点で、優位を保つには十分だった」と評価した。 
[時事通信社]

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