2020-02-26 14:55国際

トランプ大統領、米最高裁判事を個人攻撃=「私の裁判から外れろ」

 【ワシントン時事】トランプ米大統領が、連邦最高裁のリベラル派とされる女性判事2人に対し、トランプ氏や政権に関係する裁判から外れるよう求めている。政権に批判的な立場だというのが理由。政権の方針に否定的な司法判断にかねて不満を表明してきたトランプ氏が最高裁判事への個人攻撃に踏み切った格好で、物議を醸しそうだ。
 標的となったのはソニア・ソトマイヨール判事とルース・ギンズバーグ判事。ソトマイヨール氏は24日、トランプ政権の移民政策をめぐる裁判の判決で、地裁判断を不服とする政権側が高裁を飛び越えて最高裁に直接異議を申し立てるケースが増えていることに憂慮を示した。ギンズバーグ氏は2016年大統領選の際、共和党候補だったトランプ氏を「詐欺師」と批判し、後に遺憾の意を示したことがある。
 トランプ氏は24日、ツイッターで、同日の判決について「ソトマイヨール氏が共和党政権指名の判事を批判」と報じた保守系FOXニュースの記事を引用。「彼女は私を『詐欺師』呼ばわりしたギンズバーグ判事を決して批判しない」と反発するとともに、「2人はトランプ関係の全案件から手を引くべきだ」と書き込んだ。
 訪問先のインド・ニューデリーで25日に開いた記者会見でも、トランプ氏は2人の言動が「不適切だ」と決めつけ、「なぜトランプ案件から手を引かないのか理解できない」と発言。ギンズバーグ氏については「(16年大統領選の民主党候補)クリントン(元国務長官)を支持していたのではないか」とも述べた。
 トランプ氏は今月、ロシア疑惑捜査に絡み偽証罪に問われた盟友ロジャー・ストーン被告の裁判で、検察の求刑が重過ぎると不満を表明し、司法省が求刑を撤回する異例の事態に発展。連邦地裁判事や有罪評決を下した陪審員もやり玉に挙げた。裁判への相次ぐ介入に、バー司法長官は「仕事ができなくなる」と苦言を呈している。 
[時事通信社]

最新ニュース

写真特集

最新動画