2020-02-25 15:15国際

カギ握るマハティール氏=後任首相選び本格化―マレーシア

 【クアラルンプール時事】マレーシアで辞職したマハティール氏(94)の後任首相選びが25日から本格化する。与党連合の分裂で連邦議会下院の過半数を占める勢力がなくなったため、与野党の垣根を越えた駆け引きが繰り広げられている。長期の政治空白の回避には、今も暫定首相の座にある同氏の指導力が欠かせない。
 後任首相選びの手続きは3月の連邦議会下院で行われる。与党連合の公約では、後継首相はアンワル元副首相(72)となっている。
 ただ、分裂後の与党連合内でも後任首相候補をアンワル氏に一本化できるか不透明な情勢。与党連合は21日の会議で、マハティール氏が11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)閉幕まで続投することを全会一致で了承したばかりだ。民主行動党のリム・グアンエン幹事長は24日、「われわれはマハティール氏の首相続投を望む」と述べた。
 マハティール氏には野党も秋波を送る。与党連合から分裂したマハティール氏支持派が、最大野党の統一マレー国民組織(UMNO)などと連立を組む構想も浮上している。
 しかし、UMNOには汚職事件で訴追されたナジブ元首相らが所属。地元メディアは、マハティール氏が首相を辞職した理由として「汚職に関わった指導者のいるUMNOとは一緒になれない」とリム幹事長に語ったと報じた。
 後任首相には、与野党から幅広い支持を集めるマハティール氏の後押しが不可欠で、同氏自身が三たび返り咲く可能性も捨てきれない。 
[時事通信社]

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