2020-02-24 16:29国際

リオのカーニバル、佳境に=「真夏の祭典」も新型肺炎の影―ブラジル

 【リオデジャネイロ時事】新型肺炎の影響で世界的に大型行事の自粛ムードが広がる中、南米ブラジルのリオデジャネイロで23日夜(日本時間24日午前)、恒例の精鋭エスコーラ(チーム)によるサンバパレードが開幕し、世界有数の「真夏の祭典」リオのカーニバル(謝肉祭)は佳境を迎えた。2夜にわたるパレードには数千人から成る13エスコーラが参加し、華麗さを競う。
 各エスコーラは貧困など社会問題を取り上げるのが恒例。名門「マンゲイラ」は今年、警察の過剰な暴力や右派ボルソナロ政権への風刺などをテーマに取り上げた。日本から初めて参加した郡司みさおさん(60)は「最高だった。一緒に踊りブラジル人と連帯感が生まれた」。夢だったというパレード参加を心ゆくまで楽しんだ。
 中南米では新型肺炎感染は確認されていないが、カーニバル期間中にリオでは190万人の観光客を迎えるだけに、政府は疑い症例の定義を厳格化するなど警戒を強化。マンデッタ保健相は「(流行)リスクはある。風邪の症状を呈したら、カーニバルへの参加は控えてほしい」と呼び掛けた。
 もっとも、サンバ会場では危機意識はそれほど高くなく、毎年来場しているビト・メネゼスさん(21)は「カリオカ(リオっ子)は祭り好き。(東洋人への)偏見はない」と言い切った。 
[時事通信社]

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