2020-02-23 20:15社会

「やっぱり」検査体制に疑問=下船後陽性で乗客―新型肺炎

 新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、ウイルス検査で陰性とされ下船した日本人乗客の感染が判明した。船内待機期間を終え、同様に下船した乗客らからは23日、検査後すぐ下船できなかったことへの疑問と、「あすはわが身」などと不安の声が聞かれた。
 「やっぱり」。検査で陰性となり、夫と21日に下船した静岡県熱海市の女性(69)の不安は現実となった。「16日に検査を受けてから5日間船に留め置かれた。この期間はどうなのだろうと疑問を持ってしまう」。検査後、自分たちが船内で感染していないか心配だったという。
 女性は「私たちは元気だけど、(下船後から)2週間誰とも会わない。船に乗っていた人は皆そうだろう。それくらい不安を持ちながら下りた」と心情を吐露した。
 インターネット交流サイト(SNS)を通じて取材に応じた元乗客は、下船した高齢者らがウイルス検査を受けたのは早い時期で、14日間の船内待機後に検査したわけではないと指摘。「乗客の間でも、下船後に陽性の人が出ることは予想されていた。他にも出るのでは」と述べた。
 19日に下船した大阪市の60代男性は、「残念だが、これ以上感染者が出ないことを祈るしかない」と話した。「下船した乗客には改めて2週間後に検査し、自身も周囲の人も安心させてほしい」と政府の対応も求めた。
 感染が確認された栃木県の60代女性は、ウイルス検査で陰性とされ、19日に夫と下船していた。 
[時事通信社]

最新ニュース

写真特集

最新動画