2020-02-23 23:35国際

中国念頭、戦略的連携強化へ=トランプ氏、インド初訪問

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は23日、就任後初めてのインド訪問に向け、ワシントンを出発した。モディ首相との会談では、インド太平洋地域で影響力拡大を図る中国を念頭に、戦略的連携の強化を打ち出す方針。秋の大統領選に向け、米国内の支持層に外交成果もアピールしたい考えだ。
 トランプ氏は24日、モディ首相の地元グジャラート州で「ナマステ(こんにちは)・トランプ」と名付けられた集会に参加。世界最大級のクリケットスタジアムで、モディ首相と共に聴衆約10万人を前に演説する。その後、北部アグラにある世界遺産「タージマハル廟(びょう)」を訪れる。
 25日にはモディ首相との首脳会談に臨み、共同記者会見を行う。夕食会に出席後、同日中に帰国の途に就く予定。
 会談では、南アジアで軍事利用可能な港湾開発を進める中国に対抗するため、インフラ開発での協力などについて協議。安保連携強化の一環として、米国製の対潜戦用ヘリMH60(シーホーク)24機などの売買契約を結ぶ見通し。
 米国産原油や天然ガスなどの輸出でも合意する見込みだが、貿易摩擦の解消はめどが立っていない。インドは昨年、米国が関税優遇措置を打ち切ったことに反発し、関税引き上げを実施。両政府は首脳会談に向けて解決を目指したが、主張の隔たりは大きかったもようだ。
 米政府高官は21日、記者団に「妥当な水準の市場アクセスを認めないインド政府に非がある」と批判。「保護主義に対する懸念が高まっている」と指摘し、インド側と協議を継続する意向を示した。 
[時事通信社]

最新ニュース

写真特集

最新動画