2020-02-23 22:13国際

イラン国会選、強硬派大勝=現政権の求心力低下も

 【テヘラン時事】イランで21日行われた国会選挙(一院制、定数290)で、23日までの開票作業の結果、反米の最高指導者ハメネイ師の意をくむ保守強硬派が圧勝した。国際協調を掲げたロウハニ大統領を支える保守穏健派や改革派は支持が低迷し、惨敗した。
 ロウハニ政権の求心力低下は必至。国際社会との対立も辞さない強硬派の台頭で、米国や欧州諸国、敵対する中東の近隣国との緊張が高まる恐れがある。
 保守強硬派主導の「護憲評議会」は事前審査で、保守穏健派や改革派多数を失格とした。このため、政治や経済に失望感を強める若者らが強く反発。内務省の23日の発表によると、投票率は42.6%。1979年のイスラム革命以降に開かれた国会選では最低となった。
 強硬派は、ロウハニ政権が公約した経済成長を実現できず、対外融和の「弱腰外交」がトランプ米政権の核合意離脱や制裁再発動を招いたと批判。さらに、1月に精鋭部隊「革命防衛隊」のソレイマニ司令官が米軍に殺害されて一段と深まった反米感情にも乗じる形で、強固な支持基盤と動員力を駆使して躍進を果たしたとみられる。 
[時事通信社]

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