2020-02-23 19:28国際

「寄生」でなく「共生」の映画=「パラサイト」監督、主演が会見

 「格差」をテーマに、今年の米アカデミー賞で外国語映画として初の作品賞をはじめ「4冠」を獲得した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督と主演俳優のソン・ガンホさんが23日、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見した。ソンさんは「『パラサイト』という題だが、われわれがどう生きれば良い世界になるのかという『共生』を描いた映画だ。それを映画的な快感、面白さと共に観客が好意的に受け止めてくれた」と振り返った。
 映画は、半地下で暮らす一家が富豪の家庭に運転手などとして入り込み「寄生」して展開する。ポン監督は「どの国も格差という同じ苦痛を抱えている。誰もが持つ未来への不安、恐れをそのまま表したかった。それを声高に主張するのではなく、映画的な美しさと活気、俳優の豊かな感情の中で伝えたかった」と説明した。
 日本では1月10日の公開後、220万人以上の観客を動員。興行収入は30億円を突破し、日本での韓国映画歴代1位となっている。ポン監督は「親しい日本人監督は多く、多様な映画的世界にとても興奮を覚える」と日本映画界にエール。ソンさんは最近の日韓関係を念頭に「この映画を契機に、互いの文化に対する共感を持てればいい」と強調した。 
[時事通信社]

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