2020-02-19 05:30スポーツ

渡部暁、表彰台懸け終盤戦=今季不振のエース―スキー複合

 ノルディックスキー複合の日本のエース、渡部暁斗(31)=北野建設=が18日、今季ワールドカップ(W杯)終盤戦に向けて欧州へ出発した。今季は個人13戦を終えて6位が最高で、過去8季続く表彰台がまだ1度もない苦しいシーズン。3月15日までの残り6戦で、五輪2大会連続銀メダルの意地を見せたいところだ。
 この冬は「夏のトレーニングでかなり失敗したなと反省している」との思いが強い。筋力向上を狙った練習が距離の強化に結び付かず、開幕から2桁順位の連続。直近3試合は飛躍の調子を取り戻して6位、7位、8位と上位に顔を出せるまでにはなった。「結局、走れないと表彰台に絡んでこない。ジャンプは60点ぐらい。クロスカントリーは30点」と自己採点は厳しい。
 2日の試合から間隔が開き、一時帰国中に距離の技術面を見直す時間は取れた。ジャンプ専門の作山憲斗コーチと地元の長野県白馬村で練習し、助走時の目線位置やジャンプ台での力の使い方で発見もあった。「今までの自分とは違う、もうワンステップ進めそうなジャンプが出た。僕の人生で初めての感覚」と手応えを口にする。
 今季11勝で個人総合優勝争いを独走するヤールマグヌス・リーベル(ノルウェー)を筆頭に「20代前半から10代後半の選手の走力がかなり上がっている」と危機感を抱くが、巻き返しに懸ける気持ちは強い。「(表彰台に)1回だけじゃなく全部乗りたい」と意気込んだ。 
[時事通信社]

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