2020-02-18 14:04社会

抗ウイルス薬、サルでMERS予防・治療効果=新型コロナにも使える可能性

 米国立アレルギー・感染症研究所の研究チームは18日までに、開発段階の抗ウイルス薬「レムデシビル」をサルに投与する実験で、中東呼吸器症候群(MERS)の予防・治療効果があったと米科学アカデミー紀要電子版に発表した。患者を対象とする臨床試験に進むことができるという。
 レムデシビルは米製薬会社ギリアド・サイエンシズが開発し、エボラ出血熱患者への投与では安全性やある程度の治療効果が示されている。研究チームはさらに、レムデシビルがMERSコロナウイルスに近い新型コロナウイルス感染の治療にも使える可能性を指摘した。
 中国科学院武漢ウイルス研究所のチームはサルや人の培養細胞を使った実験で、レムデシビルが新型コロナウイルスの感染を阻害したと4日付の科学誌「セル・リサーチ」電子版に発表。中国では6日から重症患者を対象とする臨床試験が始まった。
 米国立アレルギー・感染症研究所チームの実験では、アカゲザル6匹にレムデシビルをあらかじめ投与し、24時間後にMERSコロナウイルスに感染させてからも毎日投与したところ、息切れや呼吸困難などの症状が出なかった。別の6匹をウイルスに感染させ、12時間後からレムデシビルを毎日投与する実験では治療効果が見られた。 
[時事通信社]

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