2019-12-10 12:57社会

車運転の女に禁錮5年6月求刑=園児ら16人死傷事故―大津地裁

 大津市の交差点で5月、保育園児ら16人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪などに問われた無職新立文子被告(53)の論告求刑公判が10日、大津地裁(大西直樹裁判長)であり、検察側は禁錮5年6月を求刑し、結審した。判決は来年1月16日に言い渡される。
 検察側は論告で「被害者には何の落ち度もなく、園児2人が突如として命を奪われるなど、被害結果は極めて重大だ」と指摘。「対向車両を確認せずに漫然と右折した無謀な運転で、過失は重大だ」と批判した。
 一方、弁護側は「前方不注視は誰しも起こすもので、過失の中で重大なものではない」と主張。新立被告は起訴内容を認めており、最終意見陳述で「自分の身勝手さゆえに事故を起こしてしまった。自分と向き合い反省して、一生罪を償うつもりだ」と述べた。
 論告に先立ち、事故の遺族ら5人が意見陳述した。伊藤雅宮ちゃん=当時(2)=を失った父親は「家族の人生を大きく変えられ、この怒りをどこに持っていけばいいのか。突然子どもを奪われるつらさが分かるか」と陳述。原田優衣ちゃん=当時(2)=を亡くした父親は「現実を受け入れられない。どんなことをしても優衣は帰ってこない。優衣を返してほしい」と訴えた。 
[時事通信社]

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