2019-12-03 10:28社会

愛岐トンネル群、行楽日和でにぎわい=愛知県春日井市〔地域〕

 愛知、岐阜両県をまたぐ日本3大廃線トンネル群の一つ、愛岐トンネル群。紅葉の名所としても知られ、愛知県春日井市の一部区間で11月23日から12月1日まで、秋の特別公開が行われた。好天に恵まれた最終日の1日は、出店のほかコンサートも催され、多くの観光客でにぎわった。
 公開されたのは、旧国鉄中央線の高蔵寺(春日井市)―多治見(岐阜県多治見市)間のトンネル14のうち、春日井市にある四つ。この区間は1900年から66年まで、木材や陶土、陶器の輸送に利用された。トンネルの一部は2016年に国の登録有形文化財に認定されている。
 JR中央線定光寺駅から徒歩10分程度にある入り口で入場料100円(中学生以上)を払い、岐阜県の県境までバラストが敷かれたままの廃線路1.7キロほどを歩く。最終地点の6号トンネルは長さ300メートル超。控えめな照明を頼りにほの暗いトンネル散策が体験できた。
 市民有志による整備を経て08年に一般見学会がスタート。以降、春と秋に1週間程度一般開放している。夏は週末限定で約1カ月間トンネル内がビアホールに変わる。
 11月23日の秋の公開に合わせてトンネルカード(全6種類、1枚50円)の発売も開始。今年の入場者数は9日間で2万6000人に上り、過去2番目の多さとなった。管理するNPO法人「愛岐トンネル群保存再生委員会」の村上真善理事長は「愛岐トンネルが世の中に認知され始めた証しということで会員全員で喜んでいる」と話した。 
[時事通信社]

最新ニュース

写真特集

最新動画