2019-11-20 11:14政治

10月の貿易収支、4カ月ぶり黒字=173億円、原油安で輸入減少

 財務省が20日発表した10月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は173億円の黒字だった。黒字は4カ月ぶり。原油価格の下落などに伴い、輸出のマイナスを上回るペースで輸入が減少したのが要因。米中摩擦を背景に、世界的に貿易が縮小する懸念が高まっている状況だ。
 輸出は6兆5774億円と前年同月比9.2%減少した。マイナスは11カ月連続。米国への自動車や航空機エンジン部品、タイ向けの鉄鋼などが落ち込んだ。一方、輸入は14.8%減の6兆5601億円。中東からの原油やオーストラリアからの液化天然ガス(LNG)などが大幅に減少した。
 世界景気の減速懸念が広がる中、米中や欧州といった主な貿易相手との輸出入は軒並み減っている。新車販売が伸び悩んでいる米国向けの自動車輸出は17.7%減少した。
 アジア向け輸出は12カ月連続のマイナス。このうち、対中国は10.3%減の1兆3230億円と2桁の落ち込みとなった。プラスチック原料や自動車部品が振るわないという。 
[時事通信社]

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