2019-11-15 08:43World eye

フェミニズムを「過激思想」と見なす動画が物議、サウジが事態収拾図る

【リヤドAFP=時事】サウジアラビアの国家保安庁は先週末にフェミニズムと同性愛、無神論を過激思想と見なすアニメーション動画をツイッターに投稿したが、物議を醸したことを受けて動画を削除し、事態の収拾を図っている。≪写真は資料写真≫
 折しもサウジでは、同国の実質的な指導者であるムハンマド・ビン・サルマン皇太子が海外観光客に初めて門戸を開き、同国の超保守的なイメージを刷新しようとしている。
 人権活動家らは動画を非難。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは「極めて危険」で「同国における表現の自由、生命、自由、安全に対する権利に深刻な影響を及ぼす」ものと批判した。
 国家保安庁は12日夜、国営サウジ通信を通じて声明を出し、問題の動画には「多くの間違い」が含まれているとした上で、動画に関与した人物らに対して正式な捜査を実施すると発表。また、フェミニストらが収監され、むち打ち刑を科されるとした現地紙アルワタンの報道を否定した。
 サウジの人権委員会は別の声明で、「フェミニズムは違法ではない」「女性の権利を最重要視」していると強調した。
 いずれの声明も、同性愛と無神論には言及していない。イスラム教国であるサウジでは、同性愛と無神論は違法で、死刑に相当する罪とされている。【翻訳編集AFPBBNews】

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