2019-11-04 17:40社会

がれき散乱、正殿跡形なく=現場周辺、報道陣に公開―首里城火災

 琉球建築の粋を集めた首里城正殿は、土台がむき出しとなり、跡形もなくなっていた。那覇市の首里城の大部分が焼失した火災で、現場周辺が4日午後、火災後初めて報道陣に公開された。正殿前の中庭広場「御庭」にはがれきが散乱し、半焼した「奉神門」は屋根の一部が真っ黒に炭化。辺りには時折、焦げた臭いも漂った。
 報道陣が入るのを許可されたのは、御庭に通じる奉神門から約50メートル手前の地点。門を通じて見えた正殿は、土台がむき出しになっていたが、正面の階段両脇には高さ約4.1メートルの「大龍柱」が、台座とともに形状をとどめていた。奉神門は屋根瓦は一部残っているが、上部は焼損し、黒い木材のようなものが空中に突き出ていた。
 九州・沖縄サミットの夕食会に利用された北殿の屋根瓦も、原形をとどめないほど損傷。火災の激しさを物語っていた。
 10月31日未明の火災から5日目となるこの日も現場で実況見分が行われた。奉神門前の広場「下之御庭」では、沖縄県警や市消防局の休息所が設置され、午後1時半になると、見分のためヘルメットをかぶった数十人が御庭に次々と入った。 
[時事通信社]

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