2019-11-02 14:34社会

首里城焼失「悲しい」=連休初日、観光客まばら―沖縄

 正殿など主要施設が焼失した首里城(那覇市)は2日、焼けずに残った公園内の守礼門周辺だけが開放された。3連休の初日にもかかわらず観光客の姿はまばらで、変わり果てた光景に「なぜこんなになった」「悲しい」などの声が聞かれた。
 出張帰りに立ち寄った東京都八王子市の会社員田中久美子さん(49)は「去年も来ており、今年も見ようと思って来たが、残骸すらない」と肩を落とした。学生時代を城のそばで過ごした東京都大田区の知念勝さん(60)は、正殿のあった場所を眺めながら、「なんでこうなっちゃったんだ」と目に涙を浮かべた。
 中国・上海から家族で訪れた会社員の葛峰さん(47)は「首里城で半日過ごそうと思っていたのだけれど、火事になったのは悲しい。早く再建してほしい」と話した。
 公園の警備員によると、園内の通路は週末になると歩けなくなるほどの観光客でにぎわうが、2日の客足は「通常の一つまみほど」という。
 沖縄県を訪れる修学旅行の約4割を扱うJTB沖縄は、火災後から首里城を外す行程の変更に対応。約1.5キロ離れた世界遺産の庭園「識名園」や、土産物店の並ぶ国際通りを提案している。
 守礼門前で飲食店を営む男性店主(51)は「どこまで売り上げが落ちるか心配。石垣などきれいな部分はたくさんあるので、跡地を整備するなどして早く見られるようにしてほしい」と話した。 
[時事通信社]

最新ニュース

写真特集

最新動画