2019-10-24 12:46政治

文大統領から親書=安倍氏「国の約束順守を」―日韓首相、1年ぶりに会談

 安倍晋三首相は24日午前、即位礼正殿の儀に参列するため来日した韓国の李洛淵首相と、首相官邸で約20分間会談した。李氏は文在寅大統領の親書を安倍氏に手渡した。安倍氏は「日韓関係は非常に厳しいが、韓国には国と国との約束を順守することで健全な関係に戻すきっかけをつくってもらいたい」と述べた。
 安倍、李両氏の会談は、昨年9月のロシア極東ウラジオストク以来、約1年ぶり。会談後、李氏は記者団に親書を手渡したか問われ、日本語で「そうです」と答えた。李氏はかつて韓国大手紙・東亜日報の東京特派員を務めるなど、韓国政界きっての「知日派」として知られている。
 韓国メディアによると、文氏は親書で「日本は北東アジア平和のための重要なパートナー」と強調。「韓日両国の懸案が早期に解決されるよう努力しよう」と呼び掛けた。
 会談で、安倍氏は日韓関係について「重要な隣国で、北朝鮮問題をはじめ日韓、日米韓の連携は極めて重要だ」と指摘。元徴用工問題を念頭に解決のため、今後も外交当局間での協議を継続していく考えを示した。これに対し、李氏も対話の重要性についての認識を共有した。
 元徴用工問題をめぐり、日本側は「国際法違反の状態」を是正するよう求めているが、韓国側は応じていない。これに端を発した双方の対立は、輸出管理強化の応酬、韓国による軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定などと、悪化の一途をたどっている。 
[時事通信社]

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