2019-10-23 11:41国際

米ウィー、積極投資裏目に=ソフトバンクグループの支援で再建へ

 【ニューヨーク時事】共用オフィス「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニー。オフィスを持たない個人事業主などの需要を取り込み急成長したが、投資を急いだ反動で赤字が膨らみ、計画していた新規株式公開(IPO)を撤回。大株主ソフトバンクグループの支援の下での立て直しを余儀なくされた。
 ニューヨークに本社を置くウィーは2010年創業。同年にわずか2カ所だった共用オフィスは、今年6月末時点で、日本を含む世界111都市の528カ所に増えた。19年1~6月期の売上高は15億3500万ドル(約1660億円)と前年同期から倍増したものの、赤字額も約1割増え、6億8900万ドルに拡大した。市場では「事業拡大のための積極投資が裏目に出た」(大手証券)との声が上がる。
 さらに、不透明な経営などに疑念が高まっていた共同創業者のニューマン氏が9月、最高経営責任者(CEO)を辞任。同月予定していたIPOを撤回し、想定される企業価値は今年1月時点の470億ドルから6分の1程度に急減した。
 非上場の有望新興企業「ユニコーン」の一角と注目されたウィーだが、さらなる飛躍に向けた資金調達の機会となるはずだったIPOを前につまずいた。ソフトバンクGからの支援でひとまず資金繰りにめどを付けるものの、これまでの成長路線には大幅な修正を迫られそうだ。 
[時事通信社]

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