2019-10-22 16:32国際

トルドー首相続投へ=過半数届かず少数与党に―リベラル路線を維持・カナダ下院選

 【ニューヨーク時事】21日投票のカナダ下院(定数338)選挙は即日開票され、トルドー首相(47)率いる中道左派の与党・自由党が第1党を確実にし、首相続投が決まった。解散前の177から議席を減らした自由党は過半数(170)に届かず政権2期目は少数与党となるが、リベラル路線は維持される。
 最大野党・保守党との大接戦を制したトルドー氏は22日未明(日本時間22日午後)、支持者を前に「カナダ国民は分断や消極性を拒否し、進歩的な議題や気候変動への強力な行動を支持した」と勝利宣言した。一方、保守党のシーア党首は「トルドー政権が崩壊すれば、保守党の準備はできている」と主張した。
 公共放送CBCによると、22日未明時点で主な党の当確者数は、自由党155、保守党121(解散前95)、ケベック連合32(同10)、新民主党24(同39)、緑の党3(同2)。
 トルドー政権継続により、ジェンダー平等や難民に寛容な現行政策は続けられる。外交政策も選挙戦で主要な争点になっておらず、大きな変化はなさそうだ。一方、少数与党政権では他の党との協力が必須で、気候変動対策や、環境への配慮から反対が出ている石油パイプライン建設をめぐり、対応を迫られる可能性がある。
 今回の選挙で躍進したケベック州の主権擁護を訴える地域政党・ケベック連合のブランシェット党首は演説で「ケベックに良い提案なら、いかなる政府とも協力する」と表明しつつ、同州でのパイプライン新設に改めて反対した。「社会民主主義」を掲げる左派・新民主党のシン党首は国民の「優先事項」のために協力する考えをトルドー氏に伝えた。 
[時事通信社]

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