2019-10-11 20:27政治

久々「辻元節」、安倍首相と激論=野党、小泉氏ら初入閣組攻撃―衆院予算委

 11日の衆院予算委員会では立憲民主党の辻元清美幹事長代行が2年ぶりに質問に立ち、憲法改正などをめぐって安倍晋三首相と激論を戦わせた。野党の合流会派は、資質を疑う声もある小泉進次郎環境相ら初入閣組にも攻撃の照準を合わせた。
 辻元氏は2017年10月に国対委員長に就いて以降は裏方を務めてきた。鋭く切り込む関西弁の「辻元節」は健在で、首相に「思い出づくり改憲で国民を巻き添えにするのはやめていただきたい」と改憲断念を迫った。
 辻元氏は、憲法審査会と前身の憲法調査会で首相が発言したのは1回だけと指摘し、「憲法に興味なかったんじゃないか」とけしかけた。首相は「決めつけはやめていただきたい。党内でずっと議論を続けてきたと自負している」と反論した。
 小泉氏にも矛先を向け、財務省の文書改ざんをめぐり、自民党筆頭副幹事長だった小泉氏が「平成の政治史に残る大事件」と発言したことを取り上げ、「誰か政治家が責任を取ったか」とただした。「(質問)通告は受けていない」「コメントは差し控えたい」と逃げに徹した小泉氏に対し、辻元氏は「小泉さんは政府の問題をごまかす清涼剤に使われている」と皮肉たっぷり。自民党の閣僚経験者も「官僚の言いなりになっている」と小泉氏に厳しい視線を向けた。
 立憲の本多平直氏は、菅原一秀経済産業相が選挙区内でメロンなど贈答品を配ったと報じた週刊誌記事を基に追及。菅原氏は「にわかに確認できない。しっかり調べたい」と歯切れが悪かった。本多氏は、竹本直一科学技術担当相が元暴力団関係者と写真撮影に応じていたこともやり玉に挙げた。
 立憲は「バツがつきそうな閣僚がいっぱいいる」(若手)と勢いづき、週明けの参院予算委員会で追及を強める構え。ただ、政策以外の攻撃に重点を置く立憲の姿勢には、会派を組んだ国民民主党から不満も漏れる。同党関係者は「われわれの方が圧倒的に良い質問をしている」と語った。 
[時事通信社]

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