2019-10-09 23:37社会

教諭いじめ、校長が謝罪=「子どもの心に傷」―隠蔽の意図否定・神戸

 神戸市立東須磨小学校で、20代の男性教諭が先輩の教諭4人から暴力などのいじめを受けていた問題で、同校の仁王美貴校長(55)が9日、市役所で記者会見し、「児童、保護者にご迷惑を掛け申し訳ない。子どもたちの心の傷は計り知れない」と陳謝した。
 校長によると、7月に被害教諭との面談で、「コピー用紙の芯で尻をたたかれ、みみず腫れになった」「車の上に乗られた」などと訴えを受けた。被害教諭が受け持つ児童に対し、40代の女性教諭が「反抗しまくって学級をつぶしたれ」と発言したとも主張した。
 校長は直後に加害教諭4人を指導。このうち30代男性教諭が「悪ふざけのつもりだった。そこまで嫌がっていると思わなかった」と説明し、女性教諭は発言を否定した。
 市教育委員会には「教員間のトラブル」と報告したが、具体的な内容は伝えなかった。校長は「ハラスメント行為への認識が甘かった。管理職責任を問われても仕方ない」と述べる一方、隠蔽(いんぺい)の意図は「全くなかった」と釈明した。
 被害教諭は9月2日の始業式当日から休職。家族から、校長と市教委に「羽交い締めにされ激辛カレーを無理やり食べさせられた」と訴えがあり、この際に撮影されたとみられる画像の提供を受けた。被害教諭は校長宛ての手紙で、いじめが2017年度に始まったと訴えているという。
 市教委の教職員課によると、4人は10月1日付で校務から外した。担当者は「先生としての資質を欠く行為で、教壇に立つことは難しい」との認識を示した。処分については未定とした。 
[時事通信社]

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