2019-09-25 08:00地域

現存する日本最古の屋上観覧車=名古屋市

 名古屋三越栄店(名古屋市)に、現存する日本最古の屋上観覧車がある。設置は1956年で、半世紀にわたって稼働し続けた後、2005年7月に営業運転を終了。その後は保存され、07年に国の登録有形文化財となった。現在乗ることはできないが、日曜・祝日の正午と午後3時にそれぞれ2回転し、見物客を楽しませている。
 観覧車の直径は約10メートル。名古屋三越栄店の近隣にある商業施設「サンシャインサカエ」にも直径40メートルの観覧車があり、二つの観覧車が隣接する珍しいスポットだ。
 昭和時代には、多くの百貨店が屋上遊園地を開設していた。名古屋三越栄店の観覧車の設置当初は、周りに高い建物もなく、名古屋城を見ることもできたという。最盛期には多くの客でにぎわいを見せたものの、娯楽の多様化や少子化などの影響で、客足は徐々に遠のいた。街の景色も様変わりし、現在城はビルに遮られている。
 屋上広場を管理している会社の野村政幸屋上担当課長は「子どもの頃に乗ったことがある方が、懐かしんで見に来たりする。これからも大事にしていきたい」と話した。【もぎたて便】

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