2019-08-22 09:28World eye

サッカー中国代表がエウケソン招集、完全な国外出身選手では初

【上海AFP=時事】2022年W杯カタール大会、アジア2次予選に臨む中国代表のメンバーに、同国スーパーリーグの広州恒大に所属するブラジル出身のエウケソンが招集された。中国に全くルーツを持たない選手が代表に選出されるのは、これが初めてとなる。≪写真はエウケソン≫
 代表を率いるマルチェロ・リッピ監督は、以前から攻撃陣の駒不足を嘆いていたが、今回、その穴を30歳のブラジル出身選手で埋めることを決断した。エウケソンは、2013年から中国国内でプレーを続けたことで代表入りの資格を取得。代表では「艾克森」の漢字表記を使う。
 サッカー中国代表の帰化選手としては、他にイングランド・プレミアリーグのアーセナルにも所属した英ロンドン出身のMFニコ・イェナリスがいるが、こちらは中国人の母親を持っている。
 今回はエウケソンとイェナリス、そしてスペイン1部リーグのRCDエスパニョールに所属する武磊(ウー・レイ)ら35人が、9月10日の敵地でのモルディブ戦に向けて招集された。
 代表レベルで苦戦の続く中国では、エウケソンを皮切りに、今後は帰化選手増加の流れが加速するとみられていて、こちらもブラジル出身のリカルド・グラールとフェルナンジーニョのFW2人、英国出身DFのティアス・ブラウニングが帰化を予定していると報じられている。
 22年W杯開催国のカタールを筆頭に、サッカー界では帰化選手を積極的に活用している国は多いが、中国はこれまでそうした流れに抵抗してきた。
 中国版ツイッターの「微博(ウェイボー)」で1600万人のフォロワーを持つ人気解説者は、国民の不満を代弁するかのように、「はあ。中国サッカーを気にかける人たちの気持ちが分からないのだろうか」「やりきれないね」と書き込み、投稿には無数のコメントが付いている。【翻訳編集AFPBBNews】

最新ニュース

写真特集

最新動画