2019-08-15 12:20TOPICS

四国沿岸北上、中国地方縦断へ=大型台風10号-大雨暴風高波に厳重警戒・気象庁

山陽新幹線の計画運休のため、「次の小倉まで」と表示された電光掲示板=15日午前、JR博多駅
山陽新幹線の計画運休のため、「次の小倉まで」と表示された電光掲示板=15日午前、JR博多駅

 大型の台風10号は15日、四国西部沿岸を北上し、午前11時すぎに愛媛県・佐田岬半島付近を通過した。夕方までに中国地方に上陸し、縦断して夜には山陰沖に抜ける見込み。西・東日本の太平洋側を中心に大荒れとなり、気象庁は大雨による土砂災害や河川の氾濫、暴風、高波に厳重に警戒するよう呼び掛けた。
 西日本沿岸は高潮にも警戒が必要。10号は17日未明までに日本海北部で温帯低気圧に変わり、その後北海道付近に進むと予想される。東北や北海道では16日から17日に大雨となる恐れがある。
 高知県馬路村では15日午前10時40分までの24時間雨量が563.0ミリ、奈良県上北山村では480.5ミリに上った。高知県室戸市・室戸岬では同8時すぎに最大瞬間風速41.9メートルを観測した。奈良、徳島、愛媛、高知、大分各県の一部に土砂災害警戒情報が発表され、各地で避難勧告などが出された。
 総務省消防庁などによると、愛媛県愛南町で60代女性が溝に転落して腰の骨を折るなど、10号の影響により4県で計5人がけがをした。
 大分県玖珠町では、渓谷でバーベキューをしていた子どもを含む男女18人が、川の増水で14日夕から孤立していたが、15日朝に全員が救助され無事が確認された。
 10号は15日午前11時、愛媛県八幡浜市付近を時速30キロで北へ進んだ。中心気圧は975ヘクトパスカル、最大風速30メートル、最大瞬間風速45メートル。東側330キロ以内と西側60キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、東側600キロ以内と西側500キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
 16日正午までの24時間予想雨量は多い所で、近畿と四国500ミリ、東海400ミリ、関東甲信と北陸300ミリ、中国250ミリ、九州北部150ミリ、北海道と東北100ミリ。
 その後、17日正午までの24時間予想雨量は多い所で、北海道200~300ミリ、東北100~200ミリ、北陸100~150ミリ、東海50~100ミリ。
 16日にかけて予想される最大瞬間風速は、四国45メートル、北海道と東海、北陸、近畿、中国、九州北部35メートル、東北と九州南部30メートル。波の高さは東海と近畿、四国9メートル、九州北部8メートル、北海道と東北、北陸、伊豆諸島6メートル、関東と中国、九州南部、奄美5メートルの見込み。 

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