2019-07-12 12:10TOPICS

「謝罪うれしい」「具体策を」=ハンセン病家族訴訟原告

ハンセン病元患者の家族への差別に対する国の責任を認めた安倍晋三首相の談話の発表を受け、心境を語る原告の原田信子さん(右から2人目)ら=12日午前、東京・永田町の衆院第1議員会館
ハンセン病元患者の家族への差別に対する国の責任を認めた安倍晋三首相の談話の発表を受け、心境を語る原告の原田信子さん(右から2人目)ら=12日午前、東京・永田町の衆院第1議員会館

 熊本地裁判決の控訴見送りに伴う安倍晋三首相談話について、ハンセン病元患者家族訴訟の原告らは12日午前、東京都内で取材に応じ、「謝罪があり満足している」と評価したが、救済の具体的な枠組みが示されなかったことに不満の声も上がった。
 原告団長の林力さん(94)=福岡市=は「正式な文書はまだ読んでいない」とした上で、「国はこれまで問題を正面から取り上げてこなかった。(次の段階への)幕が開く時が来た」と話した。その上で、国に「もっと具体的な補償のあり方を求めたい」と注文した。
 副団長の黄光男さん(63)=兵庫県尼崎市=は「原告でない家族への補償措置検討もあり、非常に良かった」と評価。「どういう被害があったのか、首相は自分のその耳で聞いて心にとどめてほしい」と話し、早期の面会実現を求めた。
 原告の奥晴海さん(72)=鹿児島県奄美市=は「謝罪の言葉があり、私自身は満足している。正直うれしい」と話した。原田信子さん(75)=岡山市=も「首相と後日会うのを待っている」と笑顔で話した。
 弁護団の八尋光秀共同代表は「家族を主体に加えて政策を展開することを、高く評価したい」と話した。 

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