2019-06-09 23:23政治

都構想参加、議論再燃も=維新「鬼門」で勝利―堺市長選

 9日投開票の堺市長選で、地域政党「大阪維新の会」公認の永藤英機氏(42)が初当選した。永藤氏は、維新の看板政策「大阪都構想」への言及を控えてきたが、今回の勝利が将来的に堺市を構想に加える議論の再燃につながる可能性もある。
 都構想は、大阪市を廃止し、東京のように特別区に再編する構想。過去2回の市長選で、維新は反都構想を掲げた竹山修身前市長に連敗しており、いわば「鬼門」の選挙だった。今回も反維新陣営は「堺も巻き込まれる恐れがある」などと都構想への警戒感を前面に打ち出した。
 これに対し、永藤氏は「大阪市の状況を見守る。堺で進めるべきか、次回以降の堺市長選で市民に判断してもらう」と賛否の判断を留保。維新の松井一郎代表(大阪市長)も都構想に堺市が加わることは「無理だ」と明言した。このため当面は、大阪市を対象とする現行案の実現を先行させる流れになるとみられる。
 一方で松井氏は「堺も大阪と一緒になって成長してほしい」と訴えた。大阪府・市で観光戦略を一元化する「大阪観光局」に堺市を加えるなど、政策的な連携強化を検討していく構えだ。
 大阪市では、都構想の賛否を問う住民投票が来年秋にも実施される見込み。仮に賛成多数となった場合、隣接する堺市も加えた都構想論議が再び持ち上がることも予想される。 
[時事通信社]

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