2019-04-24 14:26World eye

ユダヤ人似の人形燃やす、ポーランドのイースター行事に非難

【ワルシャワAFP=時事】ポーランド南東部の町で先週、キリスト教の祝日イースター(復活祭)の昔の伝統を再現し、「典型的なユダヤ人に似せた」人形がつるされ焼かれたとの報道を受け、世界ユダヤ人会議(WJC)はこれを非難した。≪写真はポーランド南東部プルフニクで、イースターの伝統行事でつるされたユダの人形≫
 WJCのロバート・シンガー最高責任者(CEO)は21日、「反ユダヤ主義が露骨に示されたことに嫌悪と激しい怒り」を抱くと表明。「ユダヤ人は、想像を絶する暴力と苦しみをもたらした、昔の反ユダヤ主義の恐ろしい復活にひどく動揺している」と述べた。
 ポーランドのメディアが報じた写真や映像には、南東部の町プルフニクで聖金曜日(受難日)の19日、イエス・キリストの12使徒の一人でキリストを裏切ったユダの人形を子どもを含む住民が棒でたたく様子が捉えられている。
 耳の前に(正統派ユダヤ教徒の)髪のふさがあり、鼻の大きなこの人形は、その後頭部を切り落とされると、火を付けられ川へ放り込まれたという。
 18世紀にさかのぼるこの行事は、第2次世界大戦まで定期的に行われ、現在は数か所の村で続けられている以外ほぼ廃止されている。地元メディアによると、プルフニクでも近年は行われていなかったとみられる。
 ポーランドでは最近、反ユダヤ主義をめぐる懸念が再浮上している。
 ポーランド政府は昨年、ナチス・ドイツによる戦争犯罪についてポーランドが加担したと主張することを禁じる法律を制定したが、イスラエルからの反発を受け、罰金や禁錮を科す刑事罰を削除した。【翻訳編集AFPBBNews】

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