2019-03-25 13:00World eye

カナダで発見のT・レックス、世界最大と判明 体重8800キロ超

【モントリオールAFP=時事】カナダ西部で1991年に発見され、10年以上かけて骨格が復元された大型肉食恐竜ティラノサウルス・レックス(T・レックス)「スコッティ」のサイズが世界最大であることが分かった。古生物学者らが22日に発表した。≪写真はティラノサウルス・レックス「スコッティ」の骨格標本。アルバータ大学提供≫
 スコッティの愛称は、発見者らがその日の夜にスコッチウイスキーで祝杯を挙げたことに由来する。カナダ・アルバータ大学の調査チームによれば、スコッティは全長13メートル、体重はおそらく8800キロ以上で、ティラノサウルスの中でも最大のサイズだったとみられる。
 同大学生物学部で博士課程を終えた研究員で、論文主筆者のスコット・パーソンズ氏は、「ティラノサウルスの中のティラノサウルス」と評し、「ティラノサウルスによっても大きさはさまざまで、ひょろっとしたのもいれば、がっしりしたのもいた。スコッティは、そのがっしりタイプの典型的な例だ」と話している。
 スコッティの骨格は1991年に発見され、古生物学者らが10年以上かけて、骨格を覆う硬質の砂岩の除去作業を行った。
 しかし、研究してみると、スコッティには大きさ以外にも特異な点があることが分かった。
 「スコッティは、これまでに知られているティラノサウルスの中で最も長寿だった」とパーソンズ氏。30年以上生きていたとみられるという。
 パーソンズ氏は「ティラノサウルスの標準から言えば、スコッティは異常に長生きした。しかも狂暴だった」と主張。「骨格のあちこちに病変がある。傷ついた骨は、大きな傷を複数負っていたことを示している」と述べている。
 スコッティの骨格標本は、今年5月にカナダの王立サスカチュワン博物館で開幕する展覧会で展示される。【翻訳編集AFPBBNews】

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