写真ニュース

一覧へ

写真 > World eye

現代版「老人と海」? 巨大マカジキが船沈める、漁師5人が漂流

2018-10-11 11:55


【マニラAFP=時事】巨大なマカジキに船を沈められたフィリピン人漁師5人が、その場しのぎで造ったいかだで数日間漂流するという、米文豪アーネスト・ヘミングウェーの「老人と海」を連想させる出来事があった。≪写真はマカジキ≫
漁船の船長が10日、AFPに語ったところによると、南シナ海で先週、5人が漁をしていたところ、全長1・8メートルのマカジキがその大きな上顎で長さ12メートルの木造漁船に穴を開けたという。
3日夕方には船が沈み、漁師たちは水や食料がほとんどない状態だったが、8日になってようやく米海軍に救助された。
2児の父親である船長は「(マカジキが)船の底に当たり、大きな穴が2つ開いた。マカジキは小魚を追いかけていたんだと思う。沈んでいく船の周りをしばらく泳いでいて、方向感覚を失っていたようだった」と振り返った。
漁師たちは浮材や厚板、たるを船体から取り外し、その場しのぎのいかだを造った。
「2日後には水が尽きた。通り過ぎる商船に手を振ったが、誰も助けに来なかった。だが私たちは希望を失わなかった」と船長は説明。漁師たちは生米を食べたり海水を飲んだりしていたという。
「救助された時、涙がこぼれた」と語る船長は、首都マニラから北西に約80キロ離れた港湾都市スービックで家族と再会を果たした。
救出した米海軍は、特に漁師たちが海水を飲んでいたことを考えると、生き残ったのは運が良かったと話している。
九死に一生を得た経験だったにもかかわらず、新しい船が見つかったなら、船長と乗組員らは数日間休んだ後に海へ戻るつもりだという。
船長は「これがわれわれの仕事だから」と付け加えた。【翻訳編集AFPBBNews】

その他 world eye写真

world eye一覧へ