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マラソン独走選手が酷暑で倒れ救急搬送、対応に批判の声も 英連邦大会

2018-04-16 12:25


【ゴールドコーストAFP=時事】オーストラリア・ゴールドコーストで開催中のコモンウェルスゲームズ(英連邦競技大会)で、15日に行われたマラソン男子のレース中に、首位を独走していたスコットランドのカラム・ホーキンスがうだる暑さの中でコースに倒れ込み、病院に搬送された。≪写真はコモンウェルスゲームズ、マラソン男子。レースに臨むスコットランドのカラム・ホーキンス≫
気温が30度に迫るなか、ホーキンスは2位に2分以上の差をつけていたものの突如崩れ落ち、道路脇に突っ込んだ。レースを続けようとするも歩くことすらままならず、明らかに苦しんでいる様子のホーキンスはその直後、ゴールまで約1.6キロのところで道路脇のフェンスに激しく倒れ込み、地面に頭を打ち付けた。
救助の到着が待たれるその間にオーストラリアのマイケル・シェリーがホーキンスを追い抜き、金メダルを獲得した。
スコットランド選手団によると、救急車で病院に搬送されたホーキンスは危険な状況にはないとしている。
2時間16分46秒で大会連覇を達成したシェリーもまた、暑いコンディションに苦しんでいたと明かした。
シェリーは、ホーキンスが倒れているのを目にして「何が起こっているのか分からなかった」とすると、「(コース脇で)友人たちがカラムに問題が発生しているから、頑張れと励ましてくれた。彼を目にした後は踏ん張ろうとした」「正直なところフィニッシュできてよかった。手がけいれんし始めていたから、フィニッシュラインまでもてばいいなと考えていたんだ」と語った。
暑さに屈した選手はホーキンスだけではなく、タンザニアの選手はゴール直後に倒れ込んで車いすに乗せられ、もう一人のタンザニア人選手もゴール直前に倒れて救急車に乗せられた。レースに臨んだ24人中7人が途中棄権に終わっている。
テレビでレースを観戦していた視聴者は医療関係者の到着が遅くなったことで大会組織委員会を批判するとともに、倒れたホーキンスの写真を撮っていた沿道の観客にあきれていた。
その組織委はホーキンスの写真を撮影していた見物人を批判し、さらに医療班の対応に時間がかかったことを擁護した。
組織委の最高責任者を務めるマーク・ピータース氏は「他の方々と同じように、本日のマラソン終盤にカラムの様な素晴らしいアスリートが倒れてしまったところを目にし、心苦しく感じました。それとともに、写真を撮ることを選んだ少数の見物人たちの振る舞いを憂いました。大会理念に沿ったものではありません」とコメントした。
組織委によると無線をつけた医療スタッフは500メートルごとにコース上で待機していたが、ホーキンスからの要求を受けてから対応したという。
マラソンの競技規則では、医療扶助を受けた場合にランナーは失格となる。ピータース氏は救助が「応答ガイドラインに沿って、応答期限以内に」到着していたと話している。【翻訳編集AFPBBNews】

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