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落書きアート消した開発業者に賠償命令7億円超、米NY

2018-02-15 11:33


【ニューヨークAFP=時事】米連邦地裁は12日、ニューヨーク市にあったグラフィティ(落書き)の名所「ファイブ・ポインツ」を取り壊した住宅開発業者に対し、壁に描かれていたグラフィティ・アートの作者21人に計675万ドル(約7億2300万円)の損害賠償を支払うよう命じた。連邦法でグラフィティ・アートを保護すべきとした画期的な判断となる。≪写真は落書きの名所「ファイブ・ポインツ」の壁に描かれ、白く上塗りされたグラフィティ・アート≫
ニューヨークの連邦地裁のフレデリック・ブロック判事は、同市クイーンズ地区にあった「ファイブ・ポインツ」の再開発で失われた45作品にそれぞれ法定損害賠償の上限に当たる15万ドル(約1600万円)の賠償額を認めた。
ファイブ・ポインツの所有権者である不動産開発業者のジェリー・ウォルコフ氏は20年にわたって、「タガー」と呼ばれるグラフィティ・アーティストたちに落書きを描く空間を提供してきた。
しかしウォルコフ氏は、同地に4億ドル(約428億円)をかけて高級住宅を建設するにあたり、2013年に建物に描かれたグラフィティを塗りつぶし、翌2014年には建物全体を取り壊した。
これに対しアーティスト21人は、国際的に称賛され観光名所にもなっていたファイブ・ポインツの取り壊し前に作品を保存する機会が与えられるべきだったとして、視覚芸術家権利法(VARA)違反による損害賠償を求めて訴訟を起こした。
アーティスト側の代理人を務める弁護士らはファイブ・ポインツを「世界一の落書きアートを誇る屋外美術館」と表現した。代理人の一人、エリック・バウム弁護士はこの判決を歓迎し、AFPに対して「エアロゾル・アート(グラフィティ)が他の美術作品と同様、連邦法で保護される価値があることを明確にする判決だ」と語った。【翻訳編集AFPBBNews】

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