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宇宙の神秘 コズミックフォト vol.1


ペルセウス座の方向に約750光年離れた所で、ちりとガスの渦巻きの中から三つの原始的な恒星が形成されつつある様子を観測したと、米オクラホマ大などの国際研究チームが2016年10月27日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
日米欧などが南米チリに建設した高性能なアルマ電波望遠鏡による観測成果。星の材料であるちりやガスが密集して渦巻き状に回転し始めた後、重力の分布が不安定となって一部がちぎれることを繰り返し、恒星が次々に誕生したとみられるという。
宇宙では、二つの恒星が重力で結び付いた連星や三つ以上の多重連星が予想以上に多いことが、近年分かってきた。ちりやガスが集まった段階では乱流が生じて分断され、分断されたちりやガスが密集して渦巻きになった段階では重力の作用で連星が形成されると考えられる。
研究チームが観測した渦巻きの直径は、太陽と地球間の距離であるAU(天文単位)を基準にすると、約800AU。できてから15万年未満とみられる。中心に位置する二つの原始星は61AU離れており、二つ合わせた質量が太陽程度と推定される。三つ目の原始星はこの二つから183AU離れた所にできていた。
キャプションの内容は配信当時のものです

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