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「アポ電」被害深刻化=通報急増、ツイッターで公表―警視庁

2019-03-13 20:06

親族や警察官らを装い、資産状況や家族構成などを確認する「アポ電」(アポイントメント電話)が、強盗に利用されるなど被害が深刻化している。警視庁に寄せられる通報も急増しており、同庁はツイッターで入電情報を毎日公表するなど対策に本腰を入れている。
アポ電はもともと特殊詐欺の手口だったが、近年は事前にアポ電のあった強盗事件が相次いで発生。東京都江東区の強盗殺人事件でも「お金がありますか」という電話があったとされる。
同庁によると、昨年都内で確認されたアポ電は、通報があっただけで3万4658件。前年より8747件増え、2年前の2倍以上となった。今年は2月までで6368件に上り、昨年を上回るペースで増えている。
区役所や市役所の職員を装うケースが最も多く、親族、警察官、百貨店・家電量販店の店員が続く。区市町村別では世田谷区や杉並区が多い。
被害の深刻化を受け、同庁犯罪抑止対策本部は今月5日以降、公式ツイッターで毎日正午ごろ、午前に通報のあった全てのアポ電の場所と内容を公表している。近くに両親や祖父母が住んでいれば連絡するよう呼び掛けている。
特殊詐欺の被害状況も毎日公表しており、ほぼ連日10件以上の被害が発生。被害額は計数百万〜数千万円に上り、1億円を超える日もあるという。
同庁幹部は「留守番電話などに設定し、不審な電話に出ないことが重要。出てしまったら、『警察に相談する』と言って、いったん切ってほしい」と話している。
[時事通信社]

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