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「大きなチャレンジ、成功を」=宇宙飛行士大西さん、同期にエール―はやぶさ2

2019-02-17 14:12

探査機「はやぶさ2」が22日、小惑星「りゅうぐう」への着陸・試料採取(タッチダウン)に挑む。運用チームを率いる宇宙航空研究開発機構(JAXA)の津田雄一プロジェクトマネジャー(43)と東京大航空宇宙工学科で同期だった宇宙飛行士の大西卓哉さん(43)がインタビューに応じ、「彼なら必ずやってくれる。大きなチャレンジが続くが、ぜひ成功させてほしい」とエールを送った。
大西さんと津田さんは、人力飛行機を製作し、毎年夏に琵琶湖で開かれる「鳥人間コンテスト」を目指すサークルでも一緒だった。当時の津田さんの印象を「とにかく優秀。飛行機の設計は学生にはかなりレベルが高い作業だが、彼は純粋に頭がいいだけでなく、具体的な課題の解決法を知っていた」と振り返った。
大西さんは卒業後、全日空のパイロットに。津田さんは大学院に進学し、JAXAで初代はやぶさなどを担当。2009年に大西さんが宇宙飛行士候補に選抜され、再び同じ場所で「宇宙」を目指すことになった。
14年12月の打ち上げから約4カ月後、津田さんは39歳の若さでプロジェクトマネジャーに就任した。大西さんは「聞いた時は驚いたが、彼ならそれだけの実力があるとすぐに納得した」。その後も折に触れてメールなどで励まし合ってきたといい、「昔の仲間が別のフィールドで活躍しているのはとてもいい刺激を受ける」と話した。
米アポロ11号が人類初の有人月面着陸を成し遂げてから50年。米国を中心に日本も含めた国際協力で月や火星探査を目指す議論が進められている。「無人と有人の探査は一心同体。お互いの強みを生かし合う協力ができればいい」と語る大西さん。「人が月より遠くに行くかもしれない時代が来る中、宇宙飛行士として貢献したい。そこでまた彼と一緒に働ければ最高だ」と夢を口にした。
[時事通信社]

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