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はやぶさ2、4月初めにクレーター作成=地下物質採取、5月にも―初着陸の動画公開

2019-03-05 20:25

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」に金属板を撃ち込み、人工クレーターを作る世界初の実験を4月第1週に行うと発表した。5月以降にクレーター内への着陸と地下物質の採取を試みる。
JAXAは当初、計3回の着陸・試料採取(タッチダウン)を計画していたが、2月に行った1回目で十分な量の試料が採取できた可能性があるほか、地表が高温になる7月以降は着陸できないため3回目の実施を見送る方針も明らかにした。
はやぶさ2は、新開発の衝突装置(インパクター)を搭載。上空で機体から分離し、はやぶさ2がりゅうぐうの陰に待避してから火薬に点火、金属板を高速で衝突させてクレーターを作る。クレーターができる様子は別に分離した小型カメラで撮影し、待避中のはやぶさ2に送る。
JAXAは、2月の着陸地点から数百メートル離れた赤道上の場所を2回目の着陸地点候補に選んだ。3月中に接近観測を行い、詳しい地形を調べる。
また、2月の着陸時に搭載カメラが撮影した動画も公開した。試料採取装置が接地した直後、大量の砂や石が飛び散る様子が映っていた。
記者会見した津田雄一プロジェクトマネジャーは「素晴らしい映像で、ぞくぞくした」と興奮した様子で語り、科学分析の責任者を務める渡辺誠一郎名古屋大教授も「成功を祝う紙吹雪のようだった」と話した。
[時事通信社]

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