特集


夏までに着陸、残り2回=過密日程も「やりきりたい」―「はやぶさ2」でJAXA

2019-02-22 16:43

小惑星「りゅうぐう」への着陸に成功した探査機「はやぶさ2」は22日午後、高度20キロの定位置(ホームポジション)に向け、上昇を続けた。23日中には到着する見通し。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は今年6月末〜7月上旬ごろまでに、あと2回の着陸・試料採取(タッチダウン)を行う予定で、運用チームは週明けから次の着陸地点の検討を本格化する。
はやぶさ2が地球帰還に向けてりゅうぐうを出発するのは年末だが、太陽との距離の関係で今後はりゅうぐうの表面温度が上がるため、着陸機会は6月末〜7月ごろまでに限られる。2回の着陸のうち1回は新開発の衝突装置(インパクター)で表面にクレーターを作り、地下の物質を採取する初の計画で、事前準備を含めると日程はタイトだ。
はやぶさ2は昨年6月末にりゅうぐうに到着。当初は10月に最初の着陸を行う予定だったが、予想外の岩の多さのため着陸地点の絞り込みに時間がかかり、実施まで7カ月を要した。
責任者の津田雄一プロジェクトマネジャーは「次の着陸地点やクレーターを作る場所を決める時にも、同じような解析をしないといけない部分もある」とする一方、「1回目の着陸で使った情報も使えるので、同じ時間がかかるとは思っていない」と説明。「事前観測も含め、ここから先はだいたい2、3週間おきに降下運用を繰り返さないといけないが、探査機の状況は健全そのものなので、6月末ごろまでにやりきりたい」と述べた。
[時事通信社]

その他 特集記事