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父連れ帰った可能性認識=児相が黙認、確認記録なし―小4女児死亡・千葉

2019-02-08 19:28

千葉県野田市の小学4年、栗原心愛さん(10)が自宅で死亡し、両親が傷害容疑で逮捕された事件で、県柏児童相談所は、父親の勇一郎容疑者(41)が心愛さんを児相の判断を待たず自宅に連れ帰った可能性を認識していたのに、黙認していたことが8日、県への取材で分かった。
県によると、児相は2017年12月27日、父方の親族宅で暮らすことなどを条件に、心愛さんの一時保護を解除。その後の昨年2月26日、勇一郎容疑者は親族宅を訪れ、同席していた児相職員に「きょうで娘を連れて帰る」と発言していた。
児相はこれに対し、「すぐには判断できないので、会議を開いて検討する」と返答していたが、野田市によると、同27日に児相から市に「心愛さんが父のもとに帰っている可能性が高い」と報告があったという。
児相は心愛さんが自宅に帰ったかどうか「確認した記録が残っていない」と説明。この時点で、児相は既に勇一郎容疑者が心愛さんを自宅に連れ帰っていた可能性があると認識し、黙認していたことになる。
児相が「援助方針会議」を開いたのは同28日で、心愛さんを自宅へ帰すかどうか協議。虐待のリスクが高まっていると認識していたにもかかわらず、心愛さんを自宅に帰すことを認めた。
こうした経緯について、児相は「今後検証委員会で明らかにしていく」と話している。
[時事通信社]

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