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アフリカ豚コレラ、春節で警戒=侵入防止、空港で検疫強化―農水省

2019-02-05 17:32

中国からの訪日観光客が急増する春節(旧正月)の大型連休が始まり、農林水産省は5日、羽田空港で家畜伝染病「アフリカ豚コレラ」のウイルス侵入防止キャンペーンを実施した。観光客の手荷物検査を強化するとともに、「豚肉製品は持ち込めない」と訪日客に呼び掛けた。
注意を促しているのは、アフリカ豚コレラの感染源となり得る非加熱の豚肉製品。農水省動物検疫所の職員が、入国した中国人客に「肉製品を持ち込むと罰せられます」と説明し、啓発ビラを配った。羽田や成田空港など主要7空港には防疫官と探知犬を追加配置し、検疫体制を強化している。
アフリカ豚コレラは昨夏以来、中国全土でまん延。人間の健康に影響はないが、感染した家畜などの致死率が高い上、有効なワクチンもなく、日本に上陸すれば養豚業に与える打撃は大きい。日本養豚協会の志沢勝名誉顧問は「国内で発生したら風評被害で誰も豚を食べなくなる。何としてもウイルスの侵入を食い止めなければ」と話す。
国内の空港や港で昨年1年間に没収した持ち込み荷物の肉類の約半数が中国経由。昨年10月以降、羽田空港などで没収した豚肉ソーセージやギョーザ7品からウイルス遺伝子を確認した。農水省は「絶対に国内に入れないように水際対策を徹底したい」(動物衛生課)としている。
[時事通信社]

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