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統計不正

前統括官、不正5日後報告=衆院予算委で参考人招致―監察委報告書、職員がたたき台

2019-02-08 21:48

衆院予算委員会は8日、厚生労働省の統計不正問題で、大西康之前政策統括官(統計担当)らを参考人招致した。大西氏は毎月勤労統計の不正を昨年12月13日に把握し、同18日に定塚由美子官房長らに報告したと明らかにした。不正を知りながら放置していたと受け取られかねず、同省の対応に改めて批判が強まりそうだ。
野党の要求で参考人として出席したのは、大西氏と、厚労省の特別監察委員長を務める労働政策研究・研修機構の樋口美雄理事長の2人。
大西氏は答弁で、12月13日に「(統計不正を)初めて知った」と説明。厚労省はこの日、総務省統計委員会委員長に問題を報告していた。その後、大西氏は同18日に部下を通じて定塚氏らに問題を伝えた。
さらに、19日には自ら鈴木俊彦事務次官に、勤労統計では全数調査すべきなのに、東京都では抽出調査を行っていたことと、必要な統計的処理を行わず集計していた事実を報告したという。
定塚氏は、特別監察委の調査報告書について「人事課職員がたたき台のようなものを事務的に作成した」と明らかにした。いずれも立憲民主党の川内博史氏への答弁。
定塚氏は「特別監察委員の指示を踏まえ(職員が)作成し、委員会で合意されたものが報告書となった」と説明、第三者性は担保されているとの認識を示した。特別監察委の調査に同席していたことに関しては「先輩の職員に対して、しっかり調査しなければいけない、正しいことを話してもらわなければいけないと思った。反省している」と語った。
[時事通信社]

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