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根本厚労相「信頼回復に努力」=統計不正、前統括官を午後招致―衆院予算委

2019-02-08 12:59

衆院予算委員会は8日午前、安倍晋三首相と全閣僚が出席して2019年度予算案に関する基本的質疑を行い、実質審議に入った。統計不正問題をめぐり、根本匠厚生労働相は「私が先頭に立って厚生労働行政の重みに対応した組織のガバナンスを確立する。全力を尽くし、国民の信頼回復に努める」と決意を述べた。
自民党の岸田文雄政調会長が「ルールやマニュアルの改訂を行っても、意識の低い公務員がやっている以上、何度でも同じことを繰り返してしまう」と指摘したのに対する答弁。根本氏は「不適切な取り扱いを漫然と踏襲し、上司に適時適切に報告せず、事態の適切な把握を怠る。こういった組織は改革していかなければならない」とも述べた。
8日発表の毎月勤労統計調査の速報値で野党が求める実質賃金の伸び率が公表されなかったことについて、根本氏は「開始したばかりで蓄積がない指標だという課題もある。専門家の知見をもらいながら、指数を出すことが適当かどうか、よく検討していきたい」と述べ、重ねて慎重な姿勢を示した。
首相は、毎月勤労統計の不正を検証する特別監察委員会の事務局トップに元最高検検事を起用したことに触れ、「さらに独立性を強めた形で検証作業を進めてもらっている」と強調。「徹底して検証を行い、再発防止に全力を尽くすことで、政治の責任を果たしていく」と述べた。自民党の後藤茂之氏への答弁。
同予算委は厚労省の統計不正問題をめぐり、更迭された同省の大西康之前政策統括官(統計担当)を参考人として午後に招致。質疑を通じて実態解明が進むかが焦点となる。
[時事通信社]

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