特集


収入増も借金頼みが現実=19年度予算案を家計に例えると

2018-12-21 10:45

年収が大幅に増えたせいか、財布のひもは緩みがち。しかし、年老いた両親の医療や介護に出費がかさみ、赤字続きで借金から抜け出せない現実に引き戻される。2019年度予算案を家計に例えると…。
サラリーマンのアベさんは妻と子、自身の両親の5人暮らし。同じ名前の首相が進める経済政策「アベノミクス」の恩恵で、勤務する会社の業績は右肩上がり。年収(税収)は前年度から34万円増えて624万円になった。
年収増に気を良くし、生活費(政策経費)は779万円に35万円増やす。ただ、年収と妻のパート代(税外収入)を合わせても賄いきれず、来年度も新たに借金(国債発行)に頼らざるを得なくなった。
家計を圧迫するのは、高齢になった両親の通院や介護費用(社会保障費)340万円。前年度より10万円増え、さらに膨らみ続けそうだ。自然災害に備えた自宅の修繕費(公共事業費)に加え、子どもの塾代や習い事代(文教・科学費)もかかる。
気掛かりなのは、近所の治安悪化だ。最新の防犯カメラを設置するための費用(防衛費)52万円は重い。地方に住む義父が病気で仕事を辞めることになり、仕送り(地方交付税)も増やした。
期限を迎えたローンの返済(国債費)235万円も頭痛の種だ。気が付けば、借金残高(国債残高)は8970万円まで膨張する見込み。年収アップに浮かれてばかりはいられないアベさんだった。
[時事通信社]

その他 特集記事